最近絵描き界隈はiPadProが人気だったりSurfaceがイラスト制作に使えたり、中華メーカーの大画面の液タブや板タブがAmazonで格安で買えたり、
初心者やガジェットにそこまで関心がない人は
「何を選べばいいかわからない」って状況になっているだろう。
「いろんな機種が出ていてついていけない」
「何を買えばいいかわからない」
「この機種を使っていてイラストレーターになれるのか」
結論から言うと
iPadProとApplePencilさえあればOK!
その理由とか事情を説明しよう
- 板タブよりも液タブのほうが描きやすい
- まだタブレット端末は主流じゃない
- iPadProとApplePencilが超おすすめ
- 持ち運べる液タブが最強
- ここまで充実してるともう言い訳できない
- iPadProを持ったらそれはもうプロと同じ土俵
板タブよりも液タブのほうが描きやすい
iPadProだとかSurfaceだとか言う前にまず
板タブか液タブか
について結論を出しておくと、
金銭面以外では液タブがベター。
本気で絵を描くなら最初から液タブから始めてしまって全然いい。
そして、
その液タブをどこでも使えるのが最高じゃない?
机の前で書いてもいいし寝ながら描いてもいいし
仕事の休憩時間でもいいし、通勤の電車の中でも描ける、
そんな環境が理想だ。
創作はとりかかりの速さと作業量が命だから
「いつでもどこでもできる」っていうのが重要で、
会社員や学生ならこれが画力に直結する。
朝起きてまた出勤して座って1日仕事して、夕方になってやっと帰ってきても
「疲れてパソコンの前に座りたくない」ってなるし、
頑張って作業してもまた2時間くらいが限界。
学生/会社員はいつでも絵を描ける環境が必要だ
だから僕はiPadPro
iPadProはAppleが出してるタブレットというのは知っていると思う
iPadProの使い心地はiPhoneそっくりだし、性能の良さは「iPhoneの性能+グラフィック性能」という具合に、もともと高スペックなiPhoneのさらに上位互換になる。
ということは
スマホに比べたら圧倒的に高スペック。
そしてパソコンと比較しても十分性能が高い。
実はゲーミングPCなんじゃないのか?というくらいには高スペックに仕上がっていて、
20万クラスのMacBookProと同レベル。クリエイターが使うものとしては花丸の合格点。
こんなにスペックが高いのに、
軽くて大きくて、画面も音もクオリティが高くてしかも液タブのように絵が描ける。
使い心地はiPhone、性能はMacbookPro 、ディスプレイは高級モニター級、ペンもWacom液タブに劣らない、音はまあそこそこ。
なのに値段は10万~18万くらい。
タブレットが高い?
そんなの中身が何でできてるか知らない人のセリフだよ。
実はiPadProはクオリティ高い割にめちゃくちゃ安いコスパ最強端末なのだ
まだタブレット端末は主流じゃない
今まで、イラスト制作といえば
- イラストレーターは液晶ペンタブレット
- 初心者は板タブから
というイメージだったけど
最近になってついにペン対応のタブレットが出てきた。
代表的なのが
「iPadシリーズ」「Surfaceシリーズ」
これ以外にもあるけれど、現状この2シリーズが主力。
ただし、まだ大きな問題があって
「タブレットは本業イラストレーターにまだあまり普及してない」
ということ、これが致命的。
iPadとかSurfaceみたいな新しいものに飛びつくのは決まって10代20代の若い人たちなのだけれど、
本業イラストレーターさんたちはちょっと遅れて導入する。
かと言って、
ブロガーやYoutuber達はだいたい趣味レベルの人たちで、
iPadProやSurfaceProでも仕事になるっていうような
プロのイラストレーターのおすすめ話が聞きたいよね
「実際のイラストレーターが使っている機種じゃないとダメなんじゃないか」
と思い込んでしまって
迷った挙句ふつうにPCに繋ぐタイプの「持ち運べない液タブ」を買ってしまう人がまだまだいる。
残念ながら僕もそこまで画力はハイレベルじゃなくて、
僕はみんなの期待するようなプロのイラストレーターではないんだけど
プロの作業環境オタクとしてなら詳しく話せるよ
みんなおすすめがバラバラ
「初心者は何を買えばいいですか」
って質問があったとして
3年前なら
誰もが「ワコムの入門用板タブと普通のパソコン」と答えていただろう。
今なら
人によっては「SurfacePro」だったり「5000円の板タブと中古PC」だったり。中には「自作PCとWacom液タブ」と言う人もいる。
最近はみんな「自分が持ってる端末」をオススメするから、
「絵が上手い人」のおすすめが正解とは限らない。
自分が長年愛用している端末はそりゃあ多少劣る点があっても
「自分にとって使いやすい」端末だし
多少使いやすいくらいで乗り換えるほど簡単に好みは変わらなくて、
プロのイラストレーターでも板タブを使っている人が「稀によくいる」。
(まあだいたいみんな液タブなんだけど)
何を選んでも「弘法筆を選ばず」で
結局うまい人は何を使ってもうまい。
それなら、描く量と勉強量を増やすことが大事になる。
iPadProとApplePencilが超おすすめ
iPadProが1番だって理由を挙げていこう
- 十分大きい12.9インチの画面(11インチも良いよ)
- クオリティの高い液タブ/ペン品質
- いつでも描けるし
- どこでも描ける
- ゲーミングモニター級の表示速度に
- クリエイター向けのカラー品質
- 安心で安定の超高性能
- なのに薄くて軽くて発熱しない
- タッチの操作感はiPhoneの上位互換
- iPadの使いやすい画面分割機能があるから
- 動画や画像を見ながら作業できる
そんな感じに絵描きにとって万能機。
Youtubeとかネットサーフィンも今まで以上に楽しくなるから
勉強量が増えるし
勉強しながら絵を描けば、
効率よく画力を上げることもできる
ほんと画力上がるよ
まずiPadProを持っているとスマホ以上にiPadProを使うようになるんだけれど、
「スマホで絵描けたらなぁ」ってタイミングを逃さず絵を描き始めることができる。
あー絵描きたいなぁってときは大体
・仕事or学校
・家でほかにやらなきゃいけないことをしているとき
・通勤・通学時間
・スマホしてる時
・友達と話してる時
が多い。
こういう時にスマホぐらいの感覚でさっと絵を描き始められるからiPadProはつよい
学生だと異常に画力上がる(経験談)
僕は学生の時「iPadPro+ApplePencilをノート替わり」に使っていて、
授業中にこっそり絵を描いたりネットで絵の勉強をしたりっていうことが多かった。
大体僕の画力は授業中に勉強した分で構成されている。
学生なら授業中にアナログのイラストを描いたりするよね、その時間の半分をデジタルで描くようになるって感じ。
やっぱり先生や授業によってはノートとしてiPadProを使えない場合もあって、そういう時はアナログで練習するけど、可能ならデジタルで描く時間を増やしていろんなツールも配色もできるようになっておいたほうが、技術向上になる。
ちなみに僕の高専時代の先輩も同じことをSurfaceProでやってた。
彼も僕と同じくらい絵がうまかったよ、
そんな感じで学生がiPadProを持つとどんどん最新技術を使ってデジタル慣れして、こんな練習方法できなかった昔と比べたら「驚異的なスピードで画力を上げられる」
学生時代にノートに落書きしかできなかった絵師たちがうらやましがる環境だよ。
社会人でも作業時間が増える
次はもう学生じゃない社会人の人たちにとってもメリットがあるって話
社会人は仕事をしている時間に絵を描くなんてさすがに難しいし、仕事も学生の時ほど気楽なものじゃないから 家に帰ってきたら絵を描く気力すらなくなってたりする。
でも
仕事中と通勤中と休憩時間はずっと「絵を描きたい」って思ってるじゃん
その時間に描けばいい
そう、iPadProならね
通勤時間と休憩時間は絵を描けるぞ。
持ち運べる液タブが最強
さっきまでiPadProを褒めたたえていたけれど
結局持ち運べる液タブなら何でも作業時間増えるんだよね。
作業時間がいつでもとれればそりゃ作業時間増えて画力も上がって、
そこからパッとTwitter投稿とかできるから評価されやすくなってモチベも上がって
それでまた作業量が増えて画力も上がって短期間で神絵師になれる。
そういうループある
机じゃなくても作業環境
神絵師達の作業環境といえば
広い机があって、高そうなパソコンがあって、そこにモニターが2つくらいあって、液タブがあって、高そうな椅子に机もスッキリしている
そんな感じの環境をイメージすると思うんですけど(汚いパターンもあるけど)
なんのためにそれが必要かといえば、
- レイヤーを重ねると重くなるし大きいブラシはグラフィックの負荷が大きいからハイスペックなパソコンが要る
- モニターとか印刷時の正しい色をチェックするために高級モニター
- 作業画面を広くして効率化するために3つくらいモニターが欲しい
- ずっと椅子に座ってると疲れるから疲れない良い椅子
- 液タブは当然必要。
- 作業環境が汚いとやる気が出ないし作業効率も落ちるから綺麗に
そんな感じの理由でやっぱり最高の作業環境を求めるとこういう風になってくるのは仕方ない。
でもそれは机で作業するならの話だ。
腰が痛くなってきたら座って作業しなくてもいいし、
作業効率のために3画面用意しなくてもマルチタスクで2画面表示したりぱっと画面を切り替えたりできる(タスク切り替えのイメージ)。
しかもそこらの液タブよりもクオリティが高くてペンもタッチもレスポンスがいい
作業環境のせいでやる気が出ないならカフェで作業してもいい。
環境は作って定着させるよりも、移動していろんなところで作業したほうがやる気が出る
人間は飽きる生き物だからずっと同じ環境で作業してても他のことがしたくなってくる。やる気は1時間しか持たないし、それを始めるまではもっと大変。
いつでもどこでも、ぱっと開いて(もしくは開いてるときに)はっと描き始められるからiPadProはめちゃくちゃおすすめだ。
名刺代わりのポートフォリオを大画面で持ち歩く
僕は自分のWebサイトとかブログとか、あとTwitterとかLINEとかを初めてあった人に見せることが多い。
僕がどんな人か口で言うよりも「こんなものを作ってます」「こんなツイートをしています」「これで稼いでます」って言ったほうが信頼度も上がるし
それが新型iPadProの大画面で見せられたらそりゃ相手は「彼は本当にすごい人なんだ」と思う。
そこから話がはずんだり仕事につながったり、褒めてもらってその後のモチベーションにつながったりするからこれもiPadProをお勧めする理由。
その場でLINE交換したり、Twitterを見せてフォローしてもらったりっていうこともよくあるし、これがスマホだったらちょっと微妙な感じになるんだろうなと思う。
しかもiPadPro自体が僕の作業環境そのものだから、そこにしまってある作品をその場で見せたり、その場でちゃちゃっと絵を描いたりもできるし、
イベントに参加したときとかはかなりiPadProが役に立つ
喋る相手がいなくてちょっと暇なときに絵を描いていればすぐ人が集まってきて盛り上がる。なんなら絵を描いてなくても12.9インチのiPadProを持っていて、それで楽しそうにジェスチャー使いつつネットサーフィンしてるだけで十分注目の的だ。
こういう所は実際に買って持ち歩かないと分からない部分だけど、こういう細かいところがiPadProを大好きになる理由だ
しかもiPad「Pro」だからこその部分でもある。
iPadの「Pro」がいい理由
普通のiPadでもいいんじゃない?と思う人もいるだろうね。
実際そう思ってる人と話すことは多い
とりあえずProの違いを並べてみるよ
- 2世代ApplePencilが使える
- ディスプレイが良い
- 画面が大きい
- スピーカーが4方向で高品質
- グラフィック性能が高い
- 他のどんなスマホ/タブレットよりも高性能
- マグネットのケース・キーボード・ペン
- 一目で「普通のiPadじゃない」と分かるデザイン
- そして自慢できる
- ホームボタン無しの操作
- カメラがiPhoneXr相当
- 言い訳のしようがない、最上級の環境
一見贅沢のように見える要素だらけだけれど、Proはそういうところが違う。
ディスプレイがクリエイター向け品質なのは実は重要だ。
正しい色が出せるディスプレイで描かれた絵じゃないと、なんだか色味の悪い絵になってしまう。線が歪んでるのと同じくらい色のゆがみは欠点になる
個性がーとか味がーとか言ってる場合じゃない
グラフィック性能が高いと使えるレイヤーが増えたり、大きいブラシを使っても書くつかなくなる。
シンプルに性能がいいから何でもできるし、できないことがあればそれを端末のせいにすることはない。最上級スペックのiPadProで動かないソフトを作った人が悪いんだ。
2世代ペンシルは、くっつくことが重要というよりも、「基本的にバッテリーがなくならない」というのがポイント。
1世代の時は「描こう!」と思ったときにまず充電、そこでやる気がなくなるときもそこそこあった。
その無駄なハードルをなくしてくれた2世代ペンシルは偉大、神。
他のiPadでもいいけど、Proにしない理由はお金だけ
もちろん自分はまだ初心者だからと言って安い2018iPad(¥37,800+税)を買うのはありだと思うけど、
結局それはセルフハンディキャップになる
「安いiPadだからプロみたいに描けない」
「なんかiPad使いづらいから描きたくない」
「ちょっと画面が小さいから」
こういう言い訳が頭をよぎると「あーーー」ってなってめんどくさくなってきて、絵を描くのをやめてしまう。
ここまで充実してるともう言い訳できない
- 腰が痛いから絵を描きたくない
- パソコンが遅いから描きたくない
- 液タブじゃないから描きたくない
- 忙しいから描きたくない
- 鉛筆のように書きたい
こんな言い訳はもうできない
どこでも描けるしいつでも描けるしどんな姿勢でもかける
性能は最高だし、「操作感」もiPhone以上に最高、それで後何が足りない?
iPadProを持ったらそれはもうプロと同じ土俵
ここまで環境が整えば実力と作業量と宣伝の世界に入れる。
プロと同じか、プロ以上に恵まれた環境で実力不足以外の言い訳は言えない。
他の人よりうまくなければそれはもう道具のせいじゃなくて実力の問題だから、
その人を追い越すには勉強してツールを使いこなしてセンスも磨いて知識と経験を積んでいく
画力が上がればTwitterでもPixivでもフォロワーは増えていくし、みんなからもっと褒めてもらえるし仕事も増えてくる
iPadProを買ってからは本当にもう実力だけの世界なので、
絵描きはみんなiPadProを買ってさっさとプロの土俵に立って、努力したり挫折したりっていうのはここから始めよう。
あ、ちなみに256GBがおススメです
Apple 11インチ iPad Pro Wi-Fiモデル 256GB スペースグレイ MTXQ2J/A
- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2018/10/31
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Apple 12.9インチ iPad Pro Wi-Fiモデル 256GB スペースグレイ MTFL2J/A
- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2018/10/31
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発売時のレビュー記事↓